1836
題しらず 俊頼朝臣
うき身にはやまだのをしねをしこめて
よをひたすらにうらミわびぬる
としごろ修行の心ありけるをす
てがたきこと侍てすぎけるに、をや
などなくなりて心やすくおもひ
たちけるころ障子かき(つけ)侍ける
1837
山田法師
しづのをのあさなあさなにこりつむる
しバしのほどもありがたの世や
1838
題しらず 寂蓮法師
かずならぬ身ハなきものになしハてつ
たがためにかハよをもうらみん
法橋行遍
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