1803
あらし吹みねの紅葉のひにそへて
もろくなりゆく我なミだかな
1804
題しらず 崇徳院御哥
うたゝねハをぎふくかぜにをどろけど
ながきゆめぢぞさむるときなき
1805
宮内卿
たけの葉に風ふきよはるゆふぐれの
ものゝあはれハあきとしもなし
1806
和泉式部
ゆふぐれハ雲のけしきを見るからに
ながめじと思こゝろこそつけ
1807
くれぬめりいくかをかくてすぎぬらん
いりあひのかねのつくづくとして
西行法師
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