明石浦をよめる
1602
俊頼朝臣
あまをぶねとまふきかへす浦風に
ひとりあかしの月をこそミれ
眺望のこゝろをよめる
1603
寂蓮法師
わかの浦をまつの葉ごしにながむれバ
こずゑによするあまのつり舟
千五百番哥合に
1604
正三位季能
ミづえのよしのゝみやハかミさびて
よはひたけたるうらのまつかぜ
海邊のこゝろを
藤原秀能
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