かたよりくまのへまうで侍けるに
かすがへまいるべきよしのゆめを
みたりけれど、のちにまいらんと
おもひてまかりすぎにけるを
かへり侍けるに詫宣したまひ
けるとなん
1859
みちとをしほどもはるかにへだゝれり
おもひをこせよわれもわすれじ
このうたハ陸奥ニすミける人の熊野
へ(三)年まうでせむと願をたてゝまいり
て侍けるが、いミじうくるしかりけれ
ばいまふたゝびをいかにせんとなげ
きてをまへにふしたりける夜のゆめ
に見えけるとなん
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