(二十三段・筒井筒)…井戸のもとで遊ぶ男女の子供。二人はやがて夫婦となる。この絵では、二人の子供は横に並んで井戸をのぞいている。子供たちの衣裳は「嵯峨本」でもすでに当世風の形に描かれているが、この本もそれを踏襲し、さらに人物を大きく描いて、その美しさを強調している。
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