(九段・富士山)…東下りの途中、五月末なのにまだ雪の残る富士山をながめる主人公たち一行。ここも見開き両面を使い、富士の雄大な姿を描いている。それを見る主人公たちも、嵯峨本と比べるときわめて大きい。画面右下には、八つ橋が描かれているが、この場面の絵はすでにあった。ミスによる重複かとも思われるが、くわしい事情は不明。
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