1847
くるゝまもまつべき世かハあだしのゝ
すゑはのつゆにあらしたつなり
つのくにゝをハしてみぎハの
あしを見たまひて
1848
花山院御哥
つのくにのながらふべくもあらぬかな
みじかきあしのよにこそありけれ
1849
題不知 中務卿具平親王
風ハやミおぎの葉ごとにをくつゆの
をくれさきだつほどのはかなさ
1850
蝉丸
秋風になびくあさぢのすゑごとに
をくしら露のあはれ世の中
1851
世の中ハとてもかくてもをなじこと
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