1728
あさからぬこゝろぞミゆるをとハがは
セきいれし水のながれならねど
哥たてまつれとおほせられけれバ
忠峯がなどかきあつめてたて
まつりけるおくにかきつけゝる
1729
壬生忠見
ことの葉のなかをなくなくたづぬれバ
むかしの人にあひミつるかな
遊女の心をよみ侍ける
1730
藤原為忠朝臣
ひとりねのこよひもあけぬたれとしも
たのまばこそハこぬもうらミめ
大江挙周はじめて殿上ゆるされて
草ふかきにはにをりて拝しける
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