1673
皇太后宮大夫俊成
いかにせんしづがそのふのおくのたけ
かきこもるともよの中ぞかし
をいのゝちむかしをおもひいで侍て
1674
祝部成仲
あけくれハむかしをのミぞしのぶぐさ
はずゑのつゆにそでぬらしつゝ
1675
題不知 前大僧正慈円
をかの邊のさとのあるじをたづぬれバ
人はこたへぬやまをろしの風
1676
西行法師
ふるはたのそばのたづきにゐるはとの
ともよぶこゑのすごきゆふぐれ
1677
やまがつのかたをかゝけてしむるのゝ
次頁へ
前頁へ
Copyright (C) 2005 Kansai University. All Rights Reserved.