こけのころもやよざむな(る)らん
西行法師百首哥すゝめてよませ侍ける
1664
家隆朝臣
いつかわれこけのたもとにつゆをきて
しらぬ山地の月を見るべき
百首哥たてまつりしニ山家の心を
1665
式子内親王
いまハわれまつのはしらのすぎのいほに
とづべきものをこけふかきそで
1666
小侍従
しきミつむやまぢのつゆにぬれにけり
あかつきをきのすミぞめの袖
1667
摂政太政大臣
わすれじの人だにとはぬやまぢかな
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