喜瞻仰せん
1967
いまぞこれいりひを見ても思こし
弥陀のみくにのゆふぐれのそら
あか月いたりて浪のこゑ金の
岸によするほど
1968
いにしへのをのえのかねにゝたるかな
きしうつなミのあかつきのこゑ
百首の哥の中に毎日晨朝入諸定
の心を 式子内親王
1969
しづかなるあか月ごとにミわたせば
まだふかきよのゆめぞかなしき
発心和哥集の哥、普門品、種々
諸悪趣 選子内親王
1970
あふことをいづくにてとかちぎりべき
うき身のゆかむかたをしらねば
五百弟子品のこゝろを
次頁へ
前頁へ
Copyright (C) 2005 Kansai University. All Rights Reserved.