かゝげやせましのりのともし火
1932
とくミのりきくのしらつゆよはをきて
つとめてきえんことをこそ思
1933
極楽へまだわがこゝろゆきつかず
ひつじのあゆミしばしとゞまれ
観心如月輪若在軽霧中の心ヲ
1934
権僧正公胤
我こゝろなをはれやらぬあきゞりに
ほのかに身ゆるありあけの月
家ニ百首哥よミ侍ける時十戒の心を
よミ侍ける緑覚のこゝろを
1935
摂政太政大臣
おくやまにひとりうき世ハさとりにき
つねなきいろをかぜにながめて
心経のこゝろをよめる
小侍従
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