図書番号 | 208444882 | 代数 | 初代 | サブカテゴリ | 役者絵 天保9 天保後期 | 書名・責任表示 | 一谷ふたば軍記(いちのたにふたばぐんき) | 著者標目 | 長谷川 貞信(初代)||ハセガワ サダノブ | 出版頒布事項 | 大坂 : 刊本 : 天保年間 | 形態事項 | 1枚 ; 38.5×26.5cm | 判型 | 大判 | 注記 | 版元:本清[本屋清七] 役者:熊谷直実=三代目中村芝翫 口上=中村富十郎 画題:中村玉助追善狂言 中村玉助追善狂言 乍憚口上 中村富十郎二代 狂言なかばにはムリ升れど ちよと是にて御断申上奉り升る 当盆替り儀は何をかな仕り升たらば 御町中様の思召に相叶ひ升ふといろいろ相談中 御聞及びもムリ升ふ 兄中村玉助儀 歌唄院宗讃日徳信士と改名仕り升て 思ひもより升ぬ西方弥蛇の浄土へ当七月廿五日の朝五ツ時に乗込致され 誠に私共の為には親とも兄とも師匠とも思ひ升る人を失ひ升たる事ゆえ 暗夜にともしびを消増したる心地致され とうわくいたしおり升たる所 去御贔屓御旦那様御両三人より仰被下升るには 是は亦どふした事じや いついつ迄歎いていた迚 死だ玉助がかえって来るではなし 倅芝翫もある事なれば なき玉助への追善にならば 芝翫を取立中村一座の者ども 又源之助与六も倶々申合して 何成とも 玉助の仕来つた狂言をさすがよかろふ 歎ゐている所では有まいとだんだんとの御すすめに預り 誠に未熟成只今の芝翫にはムリ升れど 玉助存生の内も色々教置升たる狂言の内 此一ノ谷熊谷役をとりあへず相勤させ升るよふにムリ升る ほんの俤を御覧被遊升ると思召 あしき所は御叱り被下御差図を請升て成共相勤させ升れば 嘸かし兄玉助も冥途より悦ばれ升ふかと存升ての義是と申もよはきを助る御 落款:長谷川貞信画 | 上演事項 | 天保9年8月、中、一谷ふたば軍記(いちのたにふたばぐんき)、大判1枚 | 役名・役者名 | 熊谷直実(三代目中村芝翫三代) |
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