図書番号 | 208445048 | 代数 | 初代 | サブカテゴリ | 役者絵 天保12末 天保末期〜弘化期 | 書名・責任表示 | 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ) | 著者標目 | 長谷川 貞信(初代)||ハセガワ サダノブ | 出版頒布事項 | 大坂 : 刊本 : 天保年間 | 形態事項 | 1枚 ; 25.5×36.5cm | 判型 | 大判横 | 注記 | 版元:ワタキ[綿屋喜兵衛] 役者:一世一代政岡=中村富十郎 彫師:ホリヱド松 はばかりなから 槙唇春の空いとうららかなる頃しも 御町中御とりどり様いよいよ御感に御入らせのほど いか計か御嬉しくぞんじ申上候 さてとや私かねがねの存寄ニは 御高恩の御旦那様方の御機嫌ニたがひ不申うちニ 一世一代致候て 諸国の霊社霊場を順拝致し度志願候所 此ごろ不思議に有がたき霊夢を蒙り 頻りに其こころざし起り申候 然れ共当春ニノ替りは新狂言の看板も申し出候事ゆえ とやかくと思ひわび候を 去御旦那様の仰ニハ 永く御取立ニ預りし御礼または御名残労 先代萩の御殿場を相勤めよとの御差図に随ひ一世一代の心にて相勤申候 ふつつかなる女の手前も爐のなごりのまねびを致し候故 御見ゆるしをねぎ申上候 誠ニ御贔屓厚くなし被下候へしを 今更引退き候事は放れをしさの山山に候へども 霊夢のことも黙止がたく めで度芝居打納め候うへ発足の心構へに候まま、闖候はは御馴染がひに一しほ賑々敷御見物ニ御入らせの程 ひとへにねんじ上申候 かしくはるの雁花を余波の舞台かな 慶子 落款:長谷川貞信画 | 上演事項 | 天保12年末、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)、大判横1枚 | 役名・役者名 | 一世一代政岡(中村富十郎ニ代) |
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